MiYo-Organic代表、山本美代さんに「ブランドへの想い」をお聞きしました!

バンブー歯ブラシを作ろうと思ったきっかけ

とても明確に覚えています。2018年の12月、札幌に出張で泊まったホテルのアメニティを使っている日のことでした。ふと、「今使っているこの歯ブラシは、夜使って明日の朝使い終わったら捨てられてしまう」ということに気が付きました。そのとき、地球を上からドローンで見たような感じで、世界中のホテルから出た歯ブラシのゴミが、山積みになるのが頭の中に沸き起こってきました。元々アメニティを販売していたので、エコフレンドリーなものを販売できないかと思い調べたところ、やっているところがなかったので自分がやるべきだと使命感を感じ、スタートしました。

販売までの苦労

日本で竹製の歯ブラシはまず聞かない状況で、作るところを探すのが大変でした。ツテもなかったので、日本中の歯ブラシ工場に電話をかけまくりました。交渉はしましたが、中々見つかりませんでした。途中で竹の歯ブラシと竹の箸は途中まで作る工程は同じだと気が付き、今の工場にお願いすることになりました。

竹のマーケットを広げるところから

現在は、中国の工場の周りで採れた竹を使って、工場で作っています。 最初は日本で作りたいと思っていました。ですが、現状のところ今すぐに国産竹でやるのは難しいと感じています。でも、まだ諦めていません。 私たちも、日本の放置竹林問題に関して課題意識を感じていますし、プロダクトを持つ事業者として、積極的に取り組んでいきたいと思っています。 竹は植物の中でも最も成長が早く、3年で大人になります。木は「年輪」と言われるように、材として使うには何十年、何百年と長い時間が必要です。 また竹は地面の下でどんどん広がっていくのですが、3年以上経つと中がスカスカになってしまうことが多いそうで、歯ブラシを作る材として使うには、なかなか安定しないのが実情のようです。さらに、管理されていない竹林は、外見から何年の竹なのかがパッと見てわからりません。そうした背景から、材として使えるのか分からない、また管理されていない日本の竹から製品を作るのは難しいと現状では感じています。 そこで私たちはファーストステップとして、竹のマーケットを広げるということでこのバンブー歯ブラシの制作をはじめました。

中国の工場イメージについて

エコ意識の高い方からは、「中国産」と聞くとは嫌煙されるケースもありますが、実際にやりとりをして分かったことは、きちんとした対応をしてくれること。中国の竹はこれから伸びていく市場で、中国政府も国の大事な産業として投資をして、世界中から引きがあります。ちなみに中国では足場も竹が使われています。管理も行き届いていて、何年目の竹なのかも管理されているのにも驚きました。「朝採れ」も気にしているくらいです。

皆さまからのお声

バンブー歯ブラシを使いたくないと言われたことは、今まで一度もありません。 ただ、プラスチック製品よりも価格の面でややハードルがあるように感じています。 ラグジュアリーなホテルなど感度の高い場所で積極的に取り入れられていて、バジェットホテルなどは、気になっているが検討中という状態です。

アメニティと日用品の境をなくしていきたい

「竹の歯ブラシだったら、確かに持って帰ってもらいたいと思うよね」と言ってくださる方も多いです。持って帰っていただいて、ホテルの非日常の体験が日常の循環に入っていくと良いですよね。

販売時のサステイナブル広まり

販売開始が2020年の5,6月でした。その頃は少しずつSDGs、サステイナブルなワードがバズワードになっていたこともあり、販売開始してから、お問合せも少しずつ増えています。 今後、ワンウェイプラスチックはレジ袋のように有料化されていく予測を踏まえると、ホテルのアメニティも同じように有料化されていくと思います。

MiYo-Organicのミッション、目指す世界像

歯ブラシは、私にとっては気づきの1つでした。ドローンで地球を俯瞰して見たとき、私たちと地球が繋がっていると感じました。それぞれがやれることがある中で、皆が「地球人」としてのマインドを持って行動すれば世界が変わっていく。偉そうなことは言えませんが、こういった製品を使ってもらうことで、楽しく行動してもらえたら嬉しいです。

周囲へのアクションは

環境に興味のない人には可愛さやデザイン性でアプローチするようにしています。 ドラックストア様とも今度は積極的にお取引をさせていただき、生活の中にエコな選択肢がある世の中になればと思っています。

おすすめポイント

ヘッドサイズが日本人向けで、小さいしっかり磨くことができます。 また竹はカビが生えたり、虫が入ったりする場合があり、漂白・防腐剤を使うことが多いのですが、うちでは薬剤につけることは一切なく、炭化処理を行うことで含水率を低くしてカビづらくするなどの工夫をしています。 可愛いパッケージデザインもおすすめのポイントです。 竹ヘアコームは静電気が起きず、髪の毛をとかしやすいです。竹の中には微量の天然の油が含まれているため、髪の毛がしっとりするので美容師さんにもおすすめされています。ポーチに入れて持ち運べます。

ご家族へのプレゼントや、ご友人へのプチギフトに添えて贈ってみてはいかがでしょうか?

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